用語解説集

Web2.0




Web2.0とは、従来Web上で提供されてきたサービスやユーザー体験とは一線を画する、新しい発想によって捉えられた、技術、サービス、デザインパターン、ビジネスモデル、Webのあり方などの総称である。

Web 2.0という表現は、ティム・オライリー(Tim O’reilly)らによって提唱された。ソフトウェアのバージョンアップでよく用いられる数字表記によって、従来のWebのあり方を暗に「Web 1.0」と規定しつつ、Web 2.0はWeb 1.0とは連続しながらも質的に異なる概念であるというニュアンスを表現している。2000年中盤以降、Web 2.0は、Webにおける新たな潮流を象徴する代表的なキーワードとして度々言及されており、「Web2.0 Summit」や「Web2.0 EXPO」なども開催されるに至っている。

「Web 2.0」という言葉や概念については、特に明確な定義づけがなされているわけではない。また、特定の規格や標準があるわけでもない。端的な説明としては、おおむね「動的・双方向的」であるとか、「ユーザー参加・集合知」、「ロングテール的」などといった要素が指摘される場合が多い。あるいは、従来のWeb 1.0ではPCをプラットフォームとしてWebに接続していたが、Web 2.0ではWebそのものがプラットフォームとなって諸々の機能やサービスを提供する、と解釈されることもある。

Web1.0の時代は、まさにインターネットの黎明期。インターネットが普及しだした1990年代のWebを指している。当時のコンテンツはhtmlで作成され、回線の速度も遅かったことから、テキストが主体となっていた。また、コミュニケーションは一方通行で、ユーザーは情報を得るためにインターネットを使用していた。発信する側の数も少なく、個人のホームページ作成も限られた人しか行っていませんでした。具体例としては、「Google」「Yahoo!」「MSNサーチ」などが挙げられる。

Web2.0の時代が訪れたのは、2000年代の半ば頃からと言われている。「Youtube」や「Twitter」など、我々が今使用しているサービスのほとんどはWeb2.0に分類される。Web2.0では、インターネットの通信速度が高速になり、相互のコミュニケーションが取れるようになり、
容量の大きなデータもやり取りできるようになったため、Youtubeなどの動画サイトが一気に普及し、また多くのユーザーが自身で発信するようになった。また、TwitterやInstagramを始めとするSNSも普及し、ユーザー同士が相互で簡単にコミュニケーションを取れる時代へと変化していきます。さまざまなものや情報がインターネットに接続され、便利になった反面、情報漏えいなどの問題も取り沙汰されるようになりました。




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