用語解説集

トークン




■トークン

トークンという言葉自体はさまざまな文脈で使われることがあり明確な定義がありませんが、暗号資産(仮想通貨)業界では一般的に、既存のブロックチェーン技術を利用して発行された暗号資産(仮想通貨)のことを指して「トークン」と呼びます。

通常、暗号資産(仮想通貨)はそれぞれ別のブロックチェーンを持ちます。例えば一般的に知られている暗号資産(仮想通貨)である BTC や ETH は、それぞれビットコインやイーサリアムのブロックチェーンが利用されています。ブロックチェーンデータベースは対応する暗号資産(仮想通貨)の取引記録であり、本来この 1 対 1 の関係は暗号資産(仮想通貨)の前提とされています。

それに対しトークンは、既存のブロックチェーン上に新たに作られた暗号資産(仮想通貨)のことを指します。その目的はさまざまで、基本的には利便性の向上を目指して特定の個人や団体による発行・管理が行われています。

■トークンの特徴

トークンには主に以下の 3 つの特徴があります。

・発行者・管理者がいる

トークンと他の暗号資産(仮想通貨)との大きな違いは、発行者や管理者が存在する点です。トークン以外の暗号資産(仮想通貨)では、システムによって発行が決まり、中央で管理する人は存在していません。一方、トークンは企業や団体・個人などが発行するものであり、発行者や管理者が存在しています。

ただし、発行者でさえ一度発行したトークンの発行量は変更することはできないという特徴もあります。

・個人でも法人でも発行可能

トークンは基本的にはどのような企業や団体、個人でも発行することができます。株式の場合は上場させる際に証券会社等仲介者の支援が必要となりますが、トークンは現状では、一般的に仲介者を挟まずに発行することが可能です。

・独自の価値付けが行われている

通貨としての価値に加え、しばしばトークンが付加的な価値を持つように設定されていることがあります。例えば発行者が提供するサービスへ対価として支払えるトークンや、議決権を得られるトークンなどが知られています。




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